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「兄弟に障がい者がいる人とは結婚したくない」という忘れられない言葉

 

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 どーも、MOMOです。今回は、私のプライベートな体験について書きました。お時間がありましたらお読みください。

 

目次

 

 

私の妹は障がい者

私には障がいをもつ妹がいます。

私の妹は生まれつき重度の障がいがあり、特別支援学校の高等部を卒業した後、実家を離れて施設で暮らしています。

現在は年に1、2回しか会うことはありませんが、妹が施設で生活するようになるまでは一緒に生活をしていました。

妹は半身麻痺で喋ることもできないのでコミュニケーションをとるのは難しいですが、子どもの頃は一緒に遊んだりしていましたし、親が留守な時などには面倒を見ることもよくありました。

 

 

 

小学生の頃に言われた「兄弟に障がい者がいる人とは結婚したくない」という忘れられない言葉

私が小学校高学年の頃、ある言葉を同級生の女の子に言われました。

 

あれは授業が終わり、帰りの準備をしていた時だったと思います。

ランドセルに教科書や筆箱などを入れていると、隣の席の女の子が急にこんな言葉を言ったのです。

 

「兄弟に障がい者がいる人とは結婚したくない」

 

何の脈絡もなく急にこんな言葉を言ってきたので、「え?」と思いました。

何て返せば良いのか分からず、私は黙ってしまいました。

 

その女の子がなぜ急にそんなことを言ったのか、それは私に対して言ったことなのか…など、家に帰ってからも小学生なりにかなり考えました。

 

小学生だったのでまだ結婚なんてひとつも考えたことがなかった私ですが、これをきっかけに

「これが世の中の現実なのかもなぁ。私は将来結婚できないのかもしれない。」

と思うようになりました。

 

 

 

結婚を考える人が現れたのだが…

それから15年近くが経ち、私は社会人になり彼女もできていました。

お互い仕事もある程度安定してきていて付き合いも1年以上経ち、少しずつ結婚を意識したリアルな会話が増えてきました。

 

ある日、他愛もない会話の中からお互いの家族の話になり、私の妹は障がいがあり施設で暮らしているということを話しました。

その時は「そうなんだ。大変だね。」としか言わなかった彼女が数日後…

 

「私たち別れましょう。もし結婚してあなたの妹さんの面倒を見ることになったら多分私は耐えられない。」

と言ってきたのです。

それを言われた私は特に何も言わずに別れました。

 

小学生の頃に言われた「兄弟に障がい者がいる人とは結婚したくない」という言葉をまた思い出したのでした。

 

 

その後にできた彼女も…

その後、「しばらく彼女なんていらない」って思っていたのですが、仕事で関わりのある女性とよく食事などに行くようになりました。

 

その女性は私のことを気に入ってくれたらしく、週末に映画や買い物にも誘ってきました。

本当に積極的に誘ってくる女性で、いつのまにか私の彼女ということになっていました。

 

ある日、妹のことが話題になり私の妹に障がいがあると分かると急に素っ気なくなりました。

 

それからその女性から連絡が来ることは無くなり、偶然なのかは分かりませんが仕事でも関わることが無くなりました。

 

少し経ってから連絡してみても返信はありませんでした。

 

 

それ以降、女性と付き合うことに対して積極的になれない私は誰とも付き合っていません。

 

 

 

結婚をあきらめたのか?

じゃあ結婚をあきらめたのか?というと、そういうわけではありませんが、女性と付き合うことに臆病になってることは間違いありません。

もし今後結婚したいと思える人が現れたら妹のことをきちんと話して、それでもお付き合いや結婚を考えてくれる人だったら結婚を前提にお付き合いしてもらおうと思っています。

 

 

 

 

 

まとめ

今回は、私のプライベートな体験について書きましたが、「障がいをもつ人やその家族を差別するな」と言いたいわけではありません。

これが世の中の現実だということ、私のような体験をしている人もいるということを知ってほしいだけです。

家族に障がい者がいても結婚している人はたくさんいますし、結婚できないのは私自身の未熟さであると思っています。

また、私が20代の頃にお付き合いしていた方と結婚できなかったことを妹や家族のせいだとは思っていませんし、私の家族のことを恨んだりはもちろんしていません。

この世の中には「家族に障がい者がいる人」とは結婚したくない人が一定数いるという現実を知ってもらいたいので書いた記事でした。

 

お読みいただきありがとうございました。

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